京都先斗町 「雅美家」 舞妓募集サイト

舞妓、芸妓募集!!

先斗町雅美家では、この度、舞妓、芸妓になりたい方を募集致します。
当店は、祖母の時代よりお茶屋、母の時代は置屋を営んでおりました。
私の代になり、現在のお店を開店するに至りましたが、屋方をするには至りませんでした。
この度、来年度より、屋方を再開致します。
これに伴い、舞妓、芸妓になりたい方を募集致します。

舞妓さんって どんなお仕事?

仕事と働く環境について

花街のお茶屋などのお座敷で、唄、舞、三味線などの伝統芸能をお客さまに披露し、宴の席を楽しくさせるのが舞妓さんです。アイドルやタレントさんのようですが、350年以上の歴史を持つ京都ならではの専門職。華やかに着飾って可愛らしく街を歩く姿は、京都の象徴として訪れる人々を魅了しています。また、海外のイベントなどに出て、文化大使的な役目を担うこともあります。
「雅美家」は、京都を代表する花街のひとつ先斗町で100年以上続く置屋。芸の道を選んだ女の子たちが舞妓となり、一人前の芸妓へと成長するまで面倒をみるのが私たちの役目です。

仕込みさんから舞妓さんへ
舞妓さんになるのは簡単ではありません。置屋に所属して約1年は、「仕込みさん」という住込み修行期間。厳しく自由のない毎日なので、舞妓さんになる前に辞めてしまう人も。それに耐えてようやく「見世だし」という、舞妓さんデビューの日がやってきます。そして何年かして「衿替え」をして芸妓さんになります。
お姉さんとお母さん
厳しい修行に耐える舞妓さんには、支えてくれる人が必要です。それが、「お母さん」と呼ばれ言葉遣いや立ち振る舞いなどの躾をする置屋の女将さんと、「お姉さん」といわれる先輩の舞妓さん芸妓さんたちです。中でも盃を交わした「お姉さん」は、デビュー後もずっと芸事も精神面も面倒を見つづける深い関係になります。

私もなれる?

舞妓さんになれるのは、15歳以上の女の子だけです。着物映えする華のある容姿が求められます。人や友達からよく「かわいいね」「美人だね」と言われるぐらいの容姿が条件になります。

素直で明るい、古典や日本の伝統文化に興味がある、嘘をつかない、忍耐強い、気づかいができる、協調性がある、サービス精神がある

舞妓の修行は、かなりの忍耐力と覚悟がなければ長続きしません。基本技能となる舞、唄、三味線、太鼓、笛、琴の稽古に加えて、茶道、華道、絵画などの素養も身に付けるように厳しく指導されます。お休みは月2回だけ。忙しければ、数カ月間休めないこともあります。携帯やスマホを持つのも、コンビニやファーストフード店に入るのも、舞妓さんには許されません。お部屋も共同なので、ひとりでリラックスする時間はなく、芸妓として独り立ちするまでは、自由がまったくない毎日が続きます。耐え抜けば、伝統芸能や宴席でのふるまいを身に付けて自立できますが、途中で逃げ出せば、学歴も何も手にしないまま大人になります。舞妓さんを目指すことは、人生を大きく左右する決断です。保護者の方の同意がなければ、受け入れることはできないのです。

舞妓さんのこともっと聞きたい

気になるあれこれQ&А

Q:高校を卒業してからでもなれますか?
中学卒業後すぐからが一般的です。
Q:通える距離のところに家があっても、住込みが必要ですか?
置屋に所属する全員が住込みです。共同生活で身に付く社会性や礼儀も大切です。
Q:舞妓さんになるにはお金が必要ですか?
衣装代、生活費、稽古費用などはすべて置屋が負担します。手間やお金をかけて育てた舞妓さんが、芸妓になる前に辞めてしまうのは置屋にとっては大きな痛手です。
Q:どんな理由で舞妓さん・芸妓さんを辞める人が多いですか?
舞妓さんになってから辞める人は少なく、なる前の仕込みの段階で多くの人が辞めていきます。修業中は我慢の連続で、それに耐えられない人には向いていません。

Q:舞妓になるには試験などがありますか?
約一年の仕込み期間が終了し、ある程度芸事が上達していれば舞の試験を受けられます。
Q:クビになる人はいますか?
仕込み期間で女将が向いていないと判断した場合は、帰っていただきます。
Q:舞妓になることは親や先生に反対されますか?
賛成される方も反対される親御さんもいらっしゃいます。最後は子供の将来のことですからと理解を示される親御さんがほとんどです。学校の先生は、初めは驚いても一緒に調べてくれるなど、協力的な方も多いようです。
Q:舞妓さんとして仕事をする中で何が一番楽しいですか?
お稽古事が好き。いろんなお客様にお会いしてお話しができる。同世代の人ができない経験ができる。いろんな場所に連れてってもらえる。など
Q:何にやりがいを感じますか?
お客様に喜んでもらえたときや、頑張っているねと成長を認められたとき。

花街とお茶屋のこと

京都と茶屋文化について

風情あふれる茶屋建築と石畳の街並み。花街は300年を超える長い歴史があり、今なお京都を代表する風景です。京都には、宮川町(みやがわちょう)・上七軒(かみしちけん)・祇園甲部(ぎおんこうぶ)・祇園東(ぎおんひがし)・先斗町(ぽんとちょう)という花街があり、五花街(ごかがい)と呼ばれます。「駒屋」のある宮川町は、鴨川の東側、四条から五条通の間にあり、江戸時代に「出雲の阿国」で知られる芝居と茶屋の町として発展してきました。

「お茶屋文化と置屋」大人としての教養やふるまいを身に付けたお客さまの社交場として、お酒やお料理を伝統芸能と共に楽しんでいただくお座敷を演出するのが、いわゆるお茶屋です。お客さまが心地よく楽しめるように、あらゆる人、モノ、コトを手配します。私たち置屋は、そのお座敷という舞台に舞妓さんや芸妓さんを派遣する、芸能プロダクションのような存在です。

雅美家からごあいさつ

舞妓は、日本の伝統文化を受け継いでいく誇りある仕事です。その分、憧れとはまったく別ものの、強い意志が求められます。
辛い修行で楽しい青春を棒にふってまで舞妓さんになりたいのか、ごく普通の生活を捨て、一生を芸に捧げる覚悟が自分にあるか。納得いくまで調べ、考え、親や先生と話し合ってください。
その上で、本気で目指すのならば、雅美家も本気で面倒をみます。よその大切な娘さんの、ただ一度きりの人生を預かる身として、愛情ゆえの厳しさと責任をもって向き合って参ります。

先斗町 雅美家
〒604-8016  京都市中京区先斗町四条上ル 下樵木町197 10番露地
お電話 075-221-5408
https://www.pontocyo-masamiya.com/

雅美家 公式LINEで質問やお問い合わせを受け付けています。舞妓さんから直接お答えします。

雅美家では新しい制度の下、先斗町の顔として頑張って貰える人材に育てて行きたいと思っています。
先ずは、メールフォーム、又は、お電話、お手紙にてお気軽に当店へお問い合わせ下さい。
店主がお答え致します。
ご応募お待ちしております。